代々木アニメーション学院(以下、代アニ)の学部学科は、その時代のニーズに合わせて常に変化し、必要なものが新規開講されてきました。
新しい学科が生まれれば、当然古い学科は必要なくなり消えていくのですが、そのような変化の動きは、全日制よりも週一コースの方が特に激しいと言えます。
受講者と実施校が全日制と比べて週一コースは少ないので、何らかの改変や大きな変更も比較的柔軟に実施しやすいと言った事情があるからです。
そんな中、これまで特に大きな変革もなく予想外に安定した人気ぶりを博してきた堅調な週一コースがあります。
それが【シナリオ・小説ベーシック】です。
このことは、開講されている実施校の数の多さからも明らかです。
通常、週一コースは人気が高い【声優ベーシック】や【イラストベーシック】を除けば、実施校は基軸の東京校の他、一校か二校でしか開講されないことが多いのです。
しかし、【シナリオ・小説ベーシック】は東京校を含めて6校舎で開講されています(※2023年予定 オンライン含む)
【シナリオ・小説ベーシック】の実施校と時間
引用元:代々木アニメーション学院公式
率直に言うと、受講希望者が少ない状態が続けば、そのコースは消えていくことが多いのですが、【シナリオ・小説ベーシック】はある種、異例と言えるほど堅調に生き残っています。
なぜ【シナリオ・ベーシック】かここまで堅調で人気のコースとなっているのか、この記事で解説します。
※週一コースは実施校舎と時間帯が予め決められており、受講希望者が少ないと開講されないこともあるため、募集要項も毎年よく変更されます。必ずその年の入学案内と募集要項でご確認をお願い致します。
代アニの週一コース【シナリオ・小説ベーシック】の評判と人気の理由
【シナリオ・小説ベーシック】コースは週に1日、2時間の授業を半年間続け、合計20回の授業を受けることになります。
- 文章への関心が高まった
- ストレートエッジの後ろ盾
- 作家デビューのハードルが低くなった
文章への関心が高まった
時代のニーズに合わせて、代アニの学部学科が変化してきたことは先に述べましたが、【シナリオ・小説ベーシック】の堅調さは世の中の文章に対する関心が高まったことが背景にあります。
自粛生活で外部への行動が制限された結果、内なる作業として文章を用いる日常が次第に増えていったのです。
例えば、副業としてライティングやブログを始める人が増えたり、会社員がリモートで文章を作成する機会が増えたりといった具合です。
自然、シナリオや小説を書くライターやもっと文章表現の基礎を学びたいと思う会社員が増えていったと考えられます。
ストレートエッジの後ろ盾
11/3(水・祝)はシナリオ小説科の特別イベントを開催✨
代アニの授業カリキュラム監修にも携わってくださった株式会社ストレートエッジより三木一馬さんと大人気作家・駱駝さんのお話が聞けます😊✨
お申込みはこちら➡ https://t.co/AF8YXBcfFL#代アニ #小説家になろう pic.twitter.com/ldW1vdqqBG— 代々木アニメーション学院 福岡校 (@YAG_fukuoka) October 31, 2021
このように文章に興味を抱き始めた人が、学びの場として代アニを選んでもらうために【シナリオ・小説ベーシック】は他と差別化できる強い武器を用意しました。
それが、株式会社ストレートエッジの後ろ盾です。
ストレートエッジは、『ソードアート・オンライン』『とある魔術の禁書目録』など「電撃文庫」のヒットシリーズを数多く世に送り出してきた三木一馬氏が独立して興した会社です。
カリキュラムはストレートエッジが監修しています。
【シナリオ・小説ベーシック】のカリキュラム概要
- アイディア発想法
- 起承転結のつくりかた
- 長編小説の書き方
- シナリオ入門
- 新人賞応募・選考
- ラブストーリー応用
- 文章表現基礎
- 作品講評会
また、全日制では第一線で活躍しているストレートエッジのプロの編集者に作品を審査してもらえる機会が設けられています。
週一コースにも、今後そのような機会が与えられるかもしれません。
◆全日制のシナリオ・小説科については別記事で詳しく解説しています。
作家デビューのハードルが低くなった
💙週1コース💙
代アニには、週1回から通える半年制のコースもあるんです😊💕
全21コース( ゚Д゚)‼から本日も2つ紹介します~🌸*週1コース紹介その8*
⑮/㉑ 3DCGコース
⑯/㉑ シナリオ・小説ベーシックコース#YOANI #代アニ #週1 pic.twitter.com/paZKUhHLCi— 代々木アニメーション学院 東京校/池袋校 (@YAG_yoyogi) April 23, 2020
自粛生活によって文章に携わる機会が増えましたが、同時にネット利用者も大幅に増えました。
特にSNS利用者は以前から増え続けてきたのですが、それに合わせて様々なコンテンツが新たに生まれてきました。
例えば、シナリオや小説はいちいち原稿を郵送しなくても気軽にWEB上に投稿できますし、少し検索してみればweb小説募集のサイトは今はいくらでも出てきます。
ネット上で評判になれば誰でも作家デビューの可能性がある時代となり、チャンスの門戸が広くなった分、挑戦しようとする人もまた増えたというわけです。
「ドラマや映画のシナリオや長編小説を書いてみたい」と思っても時間がない、または書き上げても発表する機会がなかった時代とは大きく変わりました。
代アニの週一コースのように、短時間であまりお金をかけずにせめて基礎的な部分だけでも学習したいと考える人は多くなったのです。
- 入学金 33000円
- 受講料 132000円
- 合計 165000円
◆学費と学費サポートについては別記事で詳しく解説しています。
まとめ
- 週一コース【シナリオ・小説ベーシック】は6校舎で開校されている堅調なコースである
- 人気の理由は自粛生活によって世の中のニーズが変化したことが大きく関係している
- 副業やリモートで文章に対する関心が強まった
- 株式会社ストレートエッジの後ろ盾も【シナリオ・小説ベーシック】の強味
- 作家デビューのハードルも低くなった今、文章表現の基礎を学んでシナリオや小説を書きたいと思っている人は多い
※週一コースは頻繫に変更がありますので、2024年入学案内を必ずご確認下さい。
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