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代アニのシナリオ・小説科の評判 なぜ活躍する卒業生がいないのか?

代々木アニメーション学院

代々木アニメーション学院(以下、代アニ)のシナリオ・小説科は、2020年4月に新設された13学科のうちのひとつです。

新学科はエンタメ学部YouTuber科や、エンタメスタッフ学部芸能マネジメント科などもありますが、率直に言うと、どの学科もまだまだこれからの学科です。

およそ2年間のカリキュラムを経て巣立っていくわけですから、2020年4月に入学された一期生が2022年に卒業して各業界で活躍していくのは、もう少し時間が必要というわけです。

 

すでに多くの代アニの卒業生が華々しく活躍されている声優タレント科や、イラスト科と違って、新設された学科の実績は、未だ目に見える形にはありません。

そのため、代アニの「シナリオ・小説科」に入学した者が、実際に小説家やシナリオライターとなって活躍していけるのかどうかは、今後の動向を見守っていくほかないのです。

評判云々は今後次第に見えてくるにせよ、今、入学を検討している者にとって学科の実態は非常に気になるところです。

そこで、この記事では以下の2点について詳しく解説していきます。
  1. 小説家・シナリオライターとしての実力は得られるのか
  2. 小説家・シナリオライターとしてデビューできるのか

 

いりうわ
いりうわ

シナリオ・小説科はなんば校を除く代アニ9校舎に設置される学科です(2023年予定)。

※シナリオ・小説科の詳細は2024年入学案内をご確認ください。

 

入学案内は無料です↓

代々木アニメーション学院

<シナリオ・小説科の学費>

<1年次>

  • 【入学金】200,000円
  • 【年間授業料】693,000円
  • 【施設設備費】429,000円
  • 【教育充実費】220,000円
  • 【教材費】55,000円

【学費合計】1,597,000円

<2年次>

  • 【年間授業料】693,000円
  • 【施設設備費】429,000円
  • 【教育充実費】220,000円
  • 【教材費】33,000円

【学費合計】1,375,000円

◆学費と学費サポートについては別記事で詳しく解説しています。

代アニのシナリオ・小説科の評判 なぜ活躍する卒業生がいないのか?

小説家やシナリオライターといった文筆家としての勉強がしたいのであれば、まずはきちんとした専門家に教えを乞うべきです。

しかし、文筆家としての基礎と技術を代アニで学ぶ意味が果たしてあるのかどうかは、入学を決める前にしっかり見極めなければなりません。

小説家・シナリオライターとしての実力は得られるのか

いりうわ
いりうわ

小説やシナリオを自己流で書いて成功する方もおられます。学校で自分に必要な技術が学べるかどうか、まずはカリキュラム内容がひとつの判断材料となります。

カリキュラム

文章を書くための基礎的な知識は1年次に学びます。

<1年次>

文章表現基礎…基本的な文章の書き方や表現方法

アイディア・ストーリー・・・物語の構成パターン

長編小説の書き方・・・まずは自分のオリジナル小説を書いてみる

出版社審査会・・・自分の小説を株式会社ストレートエッジの現役編集者に呼んでもらえる

web小説連載テクニック・・・従来の紙媒体からweb小説に特化した講義

創作教養・・・自分の興味がある本や映画を用いて研究発表、ストーリー作りを行う

小説やシナリオを作っていくための基本的な知識や技術を身に着けたいだけなら、特に代アニでなければならない理由はありません。

専門家である講師のサポートや他生徒との切磋琢磨が必要ないと考える方なら独学でも学んでいける内容かもしれません。

しかし、そんな1年次カリキュラムで特筆すべきは出版社審査会が設けられていることです。

あくまでカリキュラムのひとつとされていますが、実際はここで自分の作品が高評価を得て、審査員に実力を認めてもらうことこそが最もデビューへの近道だといえます。

 

2年次になるとコンテストへの応募を視野に実際に作品をつくっていきます。

<2年次>

アニメ・映像シナリオ・・・主に脚本の作り方

ジャンル研究・・・ジャンルの違いとその特徴を学ぶ

オリジナルドラマ制作・・・他学科との共同授業がある

新人賞応募・・・コンテストに応募、デビューをねらう

就職サポート・・・履歴書の書き方など

ゲームシナリオ講義・・・ゲームシナリオの書き方

1年次で基本的な知識を学んだ後は、2年次では自分の適性を探すための時間と言った印象が強くなっています。

率直に言ってデビューできるかどうかは本人の才能とセンスに依拠したものであり、小説家、シナリオライター、放送作家、コピーライター等、自分の得意分野を見つけてデビューを目指すことになります。

ただ、当然、誰もが新人賞を得られるわけはなく、夢がかなうのは一握りです。

そのことは2年次のカリキュラム内容に如実に表れています。

小説家になれなくても「どうしても執筆業に携わりたい」と言う方は、就職サポートという授業で個別に相談していくことになるのです。

講師

代アニの小説・シナリオ科には業界で活躍中の著名なお二人が講師を務めておられます(※2022年6月現在)。

  • 三木一馬・・・ライトノベル編集者、株式会社ストレートエッジ代表取締役社長。KADOKAWAを退社するまで編集担当だった電撃文庫MAGAZINで多くのヒット作品を担当した。とある魔術の禁書目録』『ソードアート・オンラインなどが有名。
  • 春日康徳・・・アヌビス・エンタテイメント取締役。第6回アニマックス大賞で入選後、アニメーション制作会社Production I.G.にて脚本家デビュー。以降、マンガ原作、舞台脚本、ノベライズなどを手掛ける。

編集者とライター、二つの目で評価を下される仕組みが整っているわけです。

 

小説家・シナリオライターとしてデビューできるのか

それでは、肝心の「デビューできるのか」と言う点についてです。

これまで見てきた通り、代アニのシナリオ・小説科は文筆家となるための学習環境は、他と比較してみても遜色なく、基礎知識からしっかり身に着けたい方は、そのための技術も養えるでしょう。

しかし、作家としてデビューしていきたいのであれば、最終的には例えばコンテストで受賞するなどの結果を出さなければなりません。

この点に関しては、どの学校に通おうとも変わらぬ狭き門なのですが、代アニには少しだけデビューへの門戸が広い部分があるのです。

それは、上述した講師陣の直接指導があるからなのです。

代アニのシナリオ・小説科の強みは講師

1年次の出版社審査会から2年次の新人賞応募にかけて、講師陣のサポートは欠かせません。

特に三木一馬氏は電撃文庫の編集担当だった時代から、担当した作品のアニメ化やコミカライズといった手腕を発揮してきた有名な敏腕編集者でした。

現実的には、どんなに良い作品を書けてもデビューへの道は、こういったサポートが必ず必要になってくるのです。

この点で言えば、代アニのシナリオ・小説科は他の学校よりかはデビューへの道が一歩先んじていると言えなくもないのです。

 

まとめ

  • シナリオ・小説科は新設学科のひとつであるため、その評判や実態は今後の卒業生の動向を注視する必要がある
  • 書くための基礎知識を学ぶだけなら、代アニも他の学校も大差はない
  • 特筆すべきは著名な二人の講師
  • 代アニは著名な編集者から直接指導を受けられる分、デビューへの道も幾分近いものがあるといえる

※デビューの機会である「出版社審査会」やカリキュラム監修もしている三木一馬氏ひきいる「ストレートエッジ」については2024年入学案内にてご確認ください。

 

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