代アニ2.5次元演劇科の評判 なぜ声優が舞台やミュージカルに?

代々木アニメーション学院

2.5次元の舞台やミュージカルは、最近になってかなり認知度が増してきましたが、厳密には何をもって「2.5次元の舞台である」と定義付けるのかは、今もって明確になっていない部分があります。

率直に言えば、アニメや漫画の原作を舞台化したものという認識で良いでしょう。

つまり、2次元の原作を舞台やミュージカルという3次元で演じていることから、2.5次元と呼ばれることとなったのです。

 

ところで、2次元であるアニメに欠かせない存在である声優が、2.5次元の舞台やミュージカルでも活躍しないわけがありません。

そこで、この機を逃さず2017年4月に新設されたのが、代々木アニメーション学院(以下、代アニ)の2.5次元演劇科なのです。

 

この記事では、代アニの2.5次元演劇科の評判とその実態について詳しく解説していきます。

以下のような方に有益な情報です。
  • 代アニの2.5次元演劇科に入学を検討している
  • 一般的な演劇俳優との違いがわからない
  • デビューのチャンスがどのくらいあるのか知りたい
いりうわ
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2.5次元舞台の定義は不明確で、例えば「宝塚も2.5次元なのか」なども議論が分かれます。ちなみに2.5次元と言う言葉も、観客の間でいつの間にか発生してきたと言われています。

※2.5次元演劇科いついては、入学案内「エンタメ学部 2.5次元演劇科」ページでも詳しく解説されています。

代々木アニメーション学院

 

<2.5次元演劇科の学費>

<1年次>

  • 【入学金】200,000円
  • 【年間授業料】693,000円
  • 【施設設備費】385,000円
  • 【教育充実費】220,000円
  • 【教材費】55,000円

【学費合計】1,553,000円

<2年次>

  • 【年間授業料】693,000円
  • 【施設設備費】385,000円
  • 【教育充実費】220,000円
  • 【教材費】33,000円

【学費合計】1,331,000円

 

代アニ2.5次元演劇科の評判 なぜ声優が舞台やミュージカルに?

いりうわ
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2.5次元演劇科は大阪、仙台、広島を除いた7校舎に設置されている学科です(2021年10月現在)。

2.5次元舞台に特化した演劇を教えている専門学校自体が少なかったことで、新設当初から、代アニの2.5次元演劇科は話題になっていました。

物珍しさが先に立った感はありましたが、今もって代アニの2.5次元演劇科の評判が高い理由は、主に以下の4つの要素が深く関わっています。
  1. 舞台製作会社のバックアップ
  2. オーディション機会
  3. 2.5次元演劇専用カリキュラム
  4. 天王洲 銀河劇場の活用
以下、詳しく解説します。

舞台製作会社のバックアップ

代アニの2.5次元演劇科の最大の強味は、後述する「天王洲 銀河劇場」の運営開始に伴って、2.5次元演劇に欠かせない3大会社の協力を得たことです。

すなわち、以下の3社のことです。
  1. 株式会社ネルケプランニング
  2. 株式会社マーベラス
  3. 株式会社ぴえろ

ネルケプランニング

ネルケプランニングの舞台は何といってもミュージカル「テニスの王子様(通称テニミュ)」が有名です。

 

業界のいわゆる「組合」には加盟していない関係で、他の同業団体とは一線を画した独自のプロデュース活動や、キャスティングに特徴があります。

こういった諸々の事情もあり、舞台キャスティングにおいて代アニの生徒が抜擢されることは、今後も続くのではないかと予想されます。

<代表作>
●ミュージカル『テニスの王子様』
●ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」
●ミュージカル『刀剣乱舞』
●ミュージカル「黒執事」
●ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」

引用元:代々木アニメーション学院公式HP

マーベラス

マーベラスは、オンラインゲーム・ゲームソフトの企画・制作・販売を主な事業内容としていましたが、近年は2.5次元舞台にも力を入れてきています。

<代表作>
●舞台『弱虫ペダル』
●舞台『刀剣乱舞』
●超歌劇『幕末Rock』
●『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』
●ミュージカル『薄桜鬼』
●舞台『K-Lost Small World-』

引用元:代々木アニメーション学院公式HP

ぴえろ

ぴえろは「魔法少女」や「うる星やつら」などのアニメ制作で有名でしたが、2.5次元舞台にも徐々に参画する動きが出てきました。

<代表作>
●ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」
●「ROCK MUSICAL BLEACH」
●舞台「東京喰種トーキョーグール」
●舞台「おそ松さんon STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~」

引用元:代々木アニメーション学院公式HP

舞台製作会社のバックアップの評判と実態

このように、アニメ制作と2.5次元舞台の世界をけん引している3社の協力を得られている代アニの2.5次元演劇科の評判は高いものがあります

具体的には、以下のような恩恵を受けています。
  • 実際の現場で培われた舞台製作のノウハウが提供できる
  • 2.5次元のトレンドに乗り遅れない
  • 卒業後のコネクション形成

しかし、これらはあくまで一般的に言われていることであって、実態はそう楽観的でもないようです。

たしかに「ネルケプランニング松田誠会長が監修した日本初の2.5次元演劇専用カリキュラム」(公式HP)など顕著なバックアップは見られますが、生徒が直接何か恩恵を受ける機会は多くありません。

例えば、多くの生徒が「ネルケプランニング主催の舞台に出演できるのでは」と期待して入学してきますが、オーディションを通過できるのは一握りであり狭き門です。

仮に合格して出演が決まったとしても、最初はほとんどアンサンブル(役名のないキャスト)であることも覚悟しておかねばなりません。

いりうわ
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それでもオーディションに合格できれば快挙ですし、俳優としての一歩を踏み出せたことに変わりはありません。

オーディション機会

率直に言うと、3社のバックアップがある関係で代アニ2.5次元演劇科の生徒がオーディションを経てデビューを勝ち取る機会は他の学校よりも比較的多めのようです。

実際に、3社が制作する新作ミュージカルの出演者オーディションが開催されたことがあります。

YOANI ×「ネルケプランニング +マーベラス + ぴえろ」 2.5次元ミュージカル出演者オーディション開催!

引用元:代々木アニメーション学院公式HP

 

この他にも、例えばネルケプランニング主催の舞台「犬夜叉」においては、「2.5次元俳優/女優コース」の受講生7名の出演が決定したこともあります。

いりうわ
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このオーディション応募条件は代アニの生徒限定ではありませんでした。今後も開催された場合は、当然ながら実力をつけたうえで合格を勝ちとる必要があります。

※これとは別に、20社以上の有名企業が参加するドラフトオーディションもあります。
全10校より選抜された学生が東京に集結し、各プロダクションなどの担当者の前で2分間のアピールを行います。これは、代アニの生徒限定で年2回開催されます。

オーディション機会の評判と実態

実際に、これまで代アニの学院内でオーディションが行われ、合格した生徒が舞台出演した実績がある以上、チャンスの多さに関して言えば2.5次元演劇科の評判は悪くありません。

ただし、繰り返しになりますが、オーディションが行われたとしても合格は狭き門ですので、落選して挫折していくか、合格してその後の道が拓けるかは本人の努力次第です。

 

ちなみに、ごく少数ではありますが、オーディション以外でその才を認められて、声をかけてもらえる人もいます。

例えば、年間イベントの舞台発表会などは一般の観客に混じって上記3社の関係者も観に来ていることがあると言われています。

<年間イベント>

  • 外部案件出演・・・銀河劇場やパートナー企業が制作・公演する2.5次元作品の出演者オーディションに、在学中から参加することができます。
  • 舞台発表会・・・2年生全員が参加して自分たちの習得技術を一般のお客様の前で披露するためのミュージカルを公演します。
  • 学院祭・・・アクション、歌、ダンスなどを盛り込んだ舞台公演、アクション体験コーナー、コスプレコンテストなど2.5次元の世界を楽しめます。

 

2.5次元演劇専用カリキュラム

いりうわ
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2.5次元演劇科のカリキュラムは代アニの公式HPで確認することができます。

<1年次>

  • ダンス・・・広く身体表現を学びます。
  • 感情解放・・・さまざまなキャラクターや役を演じるための表現方法を学びます。
  • 体幹トレーニング・・・作品キャラをより魅力的に表現できる身体能力を身につけます。
  • 台本実習・・・総合的な舞台知識や役者に必要な基礎を理解します。
  • キャラクター読解・・・作品に登場するキャラクターを正確につかめるようにします。
  • 成果発表会(稽古)・・・総合的な舞台を製作します。

<2年次>

  • ヴォーカルテクニック・・・舞台やLIVEで実力を発揮できるよう技術を向上させます。
  • 殺陣アクション・・・即戦力となる俳優になることを目指します。
  • オーディション対策・・・模擬オーディションを行うことで、合格率向上を目指します。
  • ミュージカル実習・・・歌、ダンス、殺陣アクション等の芝居を創り上げていきます。
  • 着付け・所作・・・着物の着付けを習得し、繊細な身体の動かし方を学びます。
  • 舞台発表会(稽古)・・・人に観てもらう大切さを感じることで、プロ意識を養います。

参考元:代々木アニメーション学院公式HP

2.5次元演劇専用カリキュラムの評判と実態

2.5次元演劇専用カリキュラムの特徴は、通常の演劇ではできないことに重点が置かれています。

つまり、2.5次元の舞台はアニメだからできた現実離れした出来事を大きく派手な動きを使って表現する必要があるのです。

そのため、専用カリキュラムでは身体能力の向上も、演技や発声と同等に重視されています。

 

天王洲 銀河劇場の活用

「天王洲 銀河劇場」は、舞台と客席の距離が最大でも20メートルという近さが特徴で、2016年に代アニの親会社が株式会社ホリプロより取得しました。

協力関係にある上述の3社による2.5次元ミュージカルなどが行われ、オーディションで選抜された代アニの生徒も出演していることがあります。

また、入学式などの行事やイベントでも使用されることがあります。

天王洲 銀河劇場の活用の評判と実態

舞台と客席が近いこともあり、ここで行われる2.5次元の舞台やミュージカルは高い評価を得ています。

ただ、率直に言えば、こういったプロの舞台にアンサンブルとはいえ代アニの生徒を出演させていることには少なからず批判の声があります。

料金を取っている手前「プロの世界の経験を積ませる」「より成長させる」といった目的で代アニ生をキャスティングすることに納得できない観客も当然いるわけです。

代アニ自身こういった批判を重く受け止めているようで、代アニ生の出演に関しては年々以下のような傾向が窺えます。
  • オーディション審査がより厳しさを増している
  • 合格者はあくまでアンサンブルとして出演
  • 主催者側(ネルケプランニングなど)の意向に沿う事
いりうわ
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劇場を所有しているのは代アニで、舞台を主催しているのは別会社という相互協力の関係が、世間的には便宜を図りあっているように見えるのも批判の一因です。

 

まとめ

  • 代アニ2.5次元演劇科の評判は協力関係にある有名3社のバックアップによるところが大きい
  • これにより代アニ生徒のオーディション回数やデビューのチャンスは比較的多い
  • カリキュラムはネルケプランニングの会長が監修している
  • 通常の俳優学校とは異なり2.5次元の演劇は身体能力も重視される
  • 代アニは「天王洲 銀河劇場」を所有しており演劇を学ぶ環境は整っている
  • アンサンブルとはいえ、プロの舞台に代アニ生が出演することについてはしばしば批判の声が上がる

 

※代アニ所有の2大ステージ「天王洲 銀河劇場」と「代アニLIVEステーション」そして2.5次元舞台に在学デビューした話などは、入学案内「企業だからこそ叶えられる!夢への可能性」の中でも紹介されています。

資料請求はこちら (数量には限りがあります)

 

 

 

 

 

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