全23コースある(※2023年入学案内)代々木アニメーション学院(以下、代アニ) の週一コースの中で、2.5次元演劇に必要な身体的表現を養えるのが【殺陣アクション】コースです。
素手や剣のアクションを基本から学ぶことができるので、2.5次元演劇に興味がなくでも、剣さばきの技術、いわゆる「剣殺陣」を覚えたいという方にも人気があります。
そのため、【殺陣アクション】コースを受講する方は必ずしも2.5次元演劇に携わりたい方ばかりではなく、時代劇を含む舞台役者志望やテーマパークなどでショーをを行うアクターさんなどもいるそうです。
しかし率直に言えば、舞台アクション、特に殺陣の基礎について学びたい方には最適ですが、ここからもう一段階ステップアップしたい方には少し物足りない印象を受けるかもしれません。
【殺陣アクション】コースの実態について、以下、詳しく解説していきます。
【殺陣アクション】コースの実施校と時間
引用元:代々木アニメーション学院公式
※週一コースは実施校舎と時間帯が予め決められており、受講希望者が少ないと開講されないこともあるため、募集要項も毎年よく変更されます。必ずその年の入学案内と募集要項でご確認をお願い致します。
代アニの週一コース【殺陣アクション】は2.5次元俳優になる学科?
<カリキュラム概要>
- ストレッチ・筋トレ
- 体幹トレーニング
- ボディアクション基礎
- ボディアクション応用
- 刀の知識
- 剣殺陣基礎
- 剣殺陣応用
- 総合アクションシーン
【殺陣アクション】コースの実態
週1「殺陣アクションコース」⚔️アクターとして活躍するための身体表現を学ぶ事が出来るコースです🤗
10月からスタートする週1コースは、ただいま申込受付中💁♂️興味がある方は見学会にお越しください🏫https://t.co/Em8MicpKB0
「声優ベーシックコース」🎧「イラストベーシックコース」🖌️もあるよ pic.twitter.com/iqonph1jXT— 代々木アニメーション学院金沢校 (@yag_kanazawa) August 16, 2020
例えば、時代劇や歌舞伎の殺陣師というプロの目から見ると、2.5次元を含む多くの舞台で行われている殺陣は全くの別物だと言われます。
現実世界とは異なる舞台を表現するために、どうしても実際より派手なアクションが追及されていく2.5次元演劇において「静と動」のリアルだけで斬っていく剣殺陣とは本来相容れない部分があるというわけです。
あくまで殺陣の基礎を学びたいだけならば、問題はないのですが、俳優やアクターとしてその先を見据えているのであれば、物足りないと感じるかもしれません。
【殺陣アクション】コースの根幹は2.5次元演劇
🌟なんば校🌟
久しぶりに帰ってきました、#殺陣 #アクション コース!
本日より10月生がスタート‼️
まずは、アクションの基礎から学んでいきます🎵
もちろん、オープンキャンパスでの2.5次元演劇科でも体験できます✨#代アニ #YOANI pic.twitter.com/5OgPZOhwgA— 代々木アニメーション学院大阪校(新校舎)/なんば校 (@YAG_osaka) October 7, 2021
【殺陣アクション】コースで殺陣を学んだ方が様々な道に進むことは先に述べました。
ただそうは言っても、この【殺陣アクション】コースの根幹にはあくまで2.5次元演劇があるのです。
率直に言えば、この【殺陣アクション】コースは全日制の「2.5次元演劇科」の1年次カリキュラムにある殺陣の授業を特化したものなのです。
そのため、授業はどうしても2.5次元舞台を意識したものになると考えておいた方が良いでしょう。
講師を見てみると、アクション俳優やスーツアクターなど現役で活躍されている名だたる講師陣が名を連ねていますが、その中に本格的なプロの殺陣師は見当たりません(※2022年現在)。
これは時代劇や歌舞伎レベルの高度な殺陣を教えることは想定していないということです。
◆全日制「2.5次元演劇科」については別記事で詳しく解説しています。
- 入学金 33000円
- 受講料 132000円
- 合計 165000円
◆学費と学費サポートについては別記事で詳しく解説しています。
まとめ
- 【殺陣アクション】コースは殺陣の基礎を覚えたい方には最適
- あくまで2.5次元舞台を想定しており、時代劇などの本格的な殺陣習得は期待しない方が良い
- 受講後は2.5次元俳優にとどまらず、スーツアクターやさらにスキルアップして時代劇などの舞台に挑戦する方もいる
※週一コースは頻繁に変更がありますので、2024年入学案内を必ずご確認下さい。
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